家の中の整理

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落とし穴 6

家の中の整理を、後回しにする


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税金や法律の話ではない、けれど


これまでの5つの落とし穴は、
税金や法律、名義の話でした。

6つ目は、
それらとは少し性質が違います。


家の中の整理
遺品整理とも呼ばれる、片付けの話です。


これは、30年以上、
相続のご相談を受けてきて、

いちばん辛いな、
と感じる失敗
でもあります。


なぜなら、この失敗は、
お金の損だけではないからです。


なぜ、片付けが「後回し」になるのか


親御さんが亡くなったあと、
家の中のものに、手をつけられない。

 

これは、当たり前のことです。


タンスを開ければ、親の匂いがする。

引き出しを開ければ、
見覚えのない手紙が出てくる。

押入れには、
子どもの頃の思い出の品が、
しまわれている。


もう少し、置いておこう


そう思うのが、人として自然です。


私もこの仕事をしながら、
ご家族のお気持ちは、
本当によくわかります。


でも、長く放置すると、
こういうことが起こります


✓  湿気でカビが広がる
(写真・着物・本など、思い出の品も傷む)

✓  ネズミや害虫が入り込み、家全体を傷める

✓ 貴重品が、いつの間にか紛失している
(空き家への侵入・盗難・親族による無断持ち出しなど)

✓ いざ解体する時、「残置物撤去費用」
として 数十万円の追加負担が発生する


ひとつずつ、お話しします。


1. 思い出の品ほど、傷みやすい


これが、いちばん辛い事実です。


ご家族が「いつかゆっくり整理しよう」
と思って置いておく品ほど、 湿気・カビ・虫食いで、
取り返しのつかないダメージを受けます。


古いアルバムの写真


親の若い頃の手紙

 

子どもの頃の文集


着物・帯


木製の家具・楽器


これらは、

「今すぐ捨てる必要はないけど、
傷んでほしくないもの
」です。


でも、空き家のまま2〜3年経つと、
戻すことができない状態
なっていることがあります。

 

2. 害虫・ネズミ・カビ


人が住まない家には、
想像以上のスピードで、
生き物が入り込みます。


ネズミは、紙・布・木材を齧ります。

害虫は、畳や押入れの中に巣を作ります。

カビは、壁紙の裏で広がっていきます。

 

これらが進むと、

写真や手紙がぼろぼろになる


タンスの引き出しが開かなくなる


押入れを開けると異臭がする


というご相談を、何度も受けてきました。


3. 貴重品の紛失・盗難リスク


空き家になった実家には、
現金・通帳・印鑑・宝飾品などが、
そのまま残っているケースが多いです。


ご家族は「まだ整理していないだけ」のつもりでも、

空き家と分かれば、不審者の侵入リスクが高まる


親族の中に、
「自分が持っていく」と
無断で持ち去る人が出ることもある

 

いざ「整理しよう」となった時、

あったはずのものがない」となる


これは、防犯上も、

家族関係上も、辛い事態を生みます。


4. 解体時の「残置物撤去費用」


これは、
いちばんお金の話として大きいものです。


実家を解体する時、
家の中に物が残っていると、
「残置物撤去費用」として、
別途費用が発生します。


戸建ての場合、
家財の量に応じて10万円〜50万円程度の追加費用が、
解体費用とは別にかかります。


いつかやろう」と思っているうちに、
家財が増え、傷み、
最終的に業者にすべて任せざるを得なくなる
これは、本当によく見るパターンです。


落とし穴を避けるための、3つの考え方


✓ 一気にやろうと思わない
✓ 写真だけでも、引き出しひとつだけでも、始める
✓ 「いつかやる」を「今月、引き出しひとつだけ」に変える


整理は、
心の準備ができてから始めるもので構いません。

でも、「ゼロから1にする」のは、本当に大事です。


引き出しをひとつ開けて、中身を見るだけ。

それだけでも、最初の一歩になります。


片付けは、
気持ちの整理と同じところでつながっている


これは、
私が現場で多くのご家族を見てきて、思うことです。


ものを手に取って、迷って、
置き場所を決めて、手放す。


その時間は、
ただの片付けではありません。


亡くなった方との、
もう一度のお別れの時間
になります。


ゆっくりで構いません。

でも、始めることだけは、できれば早めに


これが、私が現場で見てきた、
すべてのご家族にお伝えしたいことです。


弊社にできること


弊社では、相続のご相談をいただいた時、
信頼できる遺品整理業者・
解体業者の先生方をご紹介
できます。


特に、

ご家族で一気にやるのが難しい時の、
段階的な整理プラン


解体・売却を見据えた、
「残してよいもの・処分すべきもの」の見極め

貴重品・思い出の品の取り扱いについてのご相談


こういったお話に、お役立てできます。


「不動産屋に話す内容ではないのでは」
と思われるかもしれません。

でも、家の処分の話と、
家の中の整理は、切り離せない
ものです。


「家ごと相談できる場所」として、
弊社をお使いいただければと思います。


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