築20年超えの中古住宅を買うなら

2025年04月27日

築20年超えの中古住宅を買うなら絶対見るべき5つのポイント

 

味わい深い住まいで豊かな暮らしを

 

近年、築20年を超える中古住宅を検討されるお客様が増えています。

 

「新築より予算が抑えられる」「立地の良い物件が見つかる」

 

「すぐに入居できる」など、

 

中古住宅ならではの魅力に惹かれる方が多いのですね。

 

先月も、38歳のK様ご夫婦が築25年の戸建てをご購入されました。

 

「古さを感じさせない丁寧なメンテナンスと、

 

新築では得られない豊かな緑に惹かれました」と喜んでいただけました。

 

実は、適切なポイントを押さえれば、

 

築年数を経た住宅は新しい住まいでは味わえない魅力に溢れているのです。

 

今日は、

築20年超えの中古住宅を買われる際に絶対チェックしていただきたい

 

5つのポイントと、それぞれの見方をご紹介します。

 

長年の経験から、「良い物件」を見分けるコツをお伝えしますので、

 

ぜひ参考にしてください!

 

目次

 

構造と骨格:住まいの「体力」をチェック

 

リフォーム履歴:適切なメンテナンスが行われてきたか

 

設備の状態と更新時期:快適な暮らしのために

 

間取りと空間:古さを活かせる可能性を見る

 

地域との関係:成熟した住環境の魅力

 

構造と骨格:住まいの「体力」をチェック

 

築20年以上経過した住宅の最も重要なチェックポイントは、

 

やはり建物の「骨格」部分です。

 

しっかりとした構造があれば、

 

適切なリフォームで長く快適に暮らせる住まいになります。

 

成功事例:良質な構造を見抜いたI様のケース

 

42歳のI様ご家族が購入された築28年の木造住宅。

 

一見古く見えましたが、構造がしっかりしていることを見抜かれました。

 

「木造でも適切な防腐・防蟻処理が施され、

 

小屋裏や床下の換気も良好だったため安心して購入できました」とのこと。

 

適切なリフォームを経て、今では新築のような住み心地と、

 

築年数ならではの落ち着いた雰囲気を兼ね備えた素敵なお住まいになっています。

 

店主からのアドバイス

 

チェックすべき3つのポイント

 

基礎の状態: ひび割れや不同沈下の兆候がないか確認しましょう

 

構造部材の健全性: 小屋裏や床下の見える範囲で木材の腐食や白蟻被害がないか

 

耐震性能: 新耐震基準(1981年6月以降)か、耐震診断・耐震補強の有無を確認

 

プロの目を借りるのが安心

 

ホームインスペクション(住宅診断)を依頼されると、プロの視点で構造の健全性を確認できます。

 

費用は5〜10万円程度ですが、数百万円規模の買い物の保険と考えれば決して高くありません。

 

「目に見えない部分」こそ、プロの診断が重要です。

 

リフォームの可能性を広げる良い構造

 

築年数が経っていても、構造がしっかりしていれば大規模なリフォームも可能です。

 

「古い家だから諦める」のではなく、「良い骨格を活かせるか」

 

という視点で見ることをお勧めします。

 

リフォーム履歴:適切なメンテナンスが行われてきたか

 

築20年を超える住宅の「これまでの歴史」は、

 

将来の住まいの状態を予測する重要な手がかりです。

 

過去のメンテナンス状況が良好なら、

 

今後も適切に手入れすることで快適に暮らせる可能性が高くなります。

 

成功事例:リフォーム履歴から価値を見出したT様のケース

 

35歳のT様ご夫婦は築23年の中古マンションを購入されました。

 

「前オーナーが10年目と20年目に計画的にリフォームを行っていて、

 

修繕履歴もきちんと残していたので安心できました」と話されています。

 

水回りは5年前に一新されていたため、当面の大きな出費もなく、

 

マイホームライフをスタートできたそうです。

 

店主からのアドバイス

 

確認すべき修繕・リフォーム履歴

 

屋根・外壁の塗装: 理想は7〜10年ごとに実施されていること

 

水回りのリフォーム: キッチン、浴室、トイレの更新時期と内容

 

設備更新の記録: 給湯器や空調設備の交換時期

 

リフォーム履歴の残し方を確認

 

しっかりした前所有者は修繕やリフォームの記録を残しています。

 

「作業内容、時期、施工業者、費用」などが記録されていれば信頼度が高いと言えるでしょう。

 

逆に、リフォーム履歴がまったくない場合は、

 

将来的な修繕費用を多めに見積もっておくことをお勧めします。

 

メンテナンスへの姿勢が物件の価値を示す

 

定期的なメンテナンスが行われている住宅は、見た目の古さ以上に価値があります。

 

「必要な時に必要なメンテナンスを行ってきた家」は、

 

今後も長く快適に住める可能性が高いのです。

 

設備の状態と更新時期:快適な暮らしのために

 

築20年超の住宅では、設備の状態が暮らしやすさを大きく左右します。

 

ここをしっかりチェックすることで、入居後の追加コストを予測できます。

 

成功事例:設備更新のタイミングを見極めたY様のケース

 

40歳のY様ご家族は築24年の戸建てを購入されました。

 

「給湯器や床暖房の設備が古かったので、購入時に交渉して価格を下げてもらい、

 

その分を設備更新に充てました」と話されています。

 

結果的に、自分たちの好みの設備に一新でき、

 

予算内で理想の住まいを手に入れられたそうです。

 

店主からのアドバイス

 

主要設備の寿命とチェックポイント

 

給湯器: 一般的な寿命は10〜15年。現在の設備の設置年や型番をチェック

 

エアコン: 10〜15年が目安。効きが悪くなっていないか、音はしていないか

 

キッチン・浴室: 機能面での不具合や、水漏れの兆候がないか

 

配管・電気設備: 漏電や漏水の形跡がないか、分電盤の状態はどうか

 

交換時期が近い設備は交渉材料に

 

設備の更新時期が近いと分かれば、それを価格交渉の材料にできます。

 

「このまま住める」か「すぐに更新が必要か」を見極め、

 

必要なら購入価格に反映させることがポイントです。

 

古い設備でも良質なものは価値がある

 

一方で、古くても高品質な設備は価値があります。

 

例えば無垢材のキッチンカウンターや、耐久性の高いユニットバスなどは、

 

年数が経っていても十分に使えることがあります。

 

「古い=悪い」ではなく、「質」を見る目も大切です。

 

間取りと空間:古さを活かせる可能性を見る

 

築年数が経った住宅ならではの魅力が「ゆとりある間取り」です。

 

最近の新築にはない空間の余裕を活かすことで、理想の住まいを実現できます。

 

成功事例:古さを味方につけたS様のケース

 

37歳のS様ご夫婦は築30年の一戸建てを購入され、部分的なリフォームを施しました。

 

「天井高が2.7mあり、最近の住宅より開放感があります。

 

リビングと和室の間仕切りを取り払ったら、

 

想像以上に広々とした空間になりました」と大満足されています。

 

新築では得られない広さと開放感が、

 

リフォームによって現代的な住空間に生まれ変わった好例です。

 

店主からのアドバイス

 

間取りの可能性を見る視点

 

構造壁と非構造壁の区別: 非構造壁は撤去できるので、間取り変更の可能性が広がります

 

天井高: 古い住宅は天井が高い場合が多く、開放感のある空間が実現できます

 

窓の位置と大きさ: 採光や風通しの良さは、住みやすさに直結します

 

古い間取りの「味」を活かす

 

和室や縁側など、最近の住宅では見られない要素が魅力になることも。

 

「全て最新に」するのではなく、良いところは残す視点も大切です。

 

例えば、和室を書斎やお子様の遊び場にするなど、

 

現代の暮らしに合わせた活用方法も考えられます。

 

将来の変更可能性を見据える

 

現在の家族構成だけでなく、

 

5年後、10年後の暮らしも想像しながら間取りの可能性を考えましょう。

 

子どもの成長や在宅勤務の増加など、

 

ライフスタイルの変化に対応できる柔軟性があるかどうかも重要なポイントです。

 

地域との関係:成熟した住環境の魅力

 

築20年以上の住宅がある地域は、

 

街としても成熟していることが多いのが大きな魅力です。

 

安定した環境と地域コミュニティは、新興住宅地にはない価値があります。

 

成功事例:地域の魅力に惹かれたM様のケース

 

41歳のM様ご家族は築27年の住宅を購入されました。

 

「緑が多く、近所づきあいも程よい距離感。

 

子どもの通う小学校まで安全に歩いて行ける環境が決め手でした」と話されています。

 

住宅の古さよりも、長年かけて形成された住環境の価値を重視された選択です。

 

店主からのアドバイス

 

地域環境の見極めポイント

 

緑の成熟度: 街路樹や庭木が育った地域は、夏の暑さ軽減や景観の良さにつながります

 

近隣関係: お祭りや町内会活動がある地域は、コミュニティの繋がりが期待できます

 

生活インフラ: スーパー、病院、公園などの充実度と距離感

 

新興住宅地にはない安定感

 

長く人が住み続けている地域は、突然の環境変化が少ないという安心感があります。

 

住民同士の関係も安定していることが多く、特に子育て世代には魅力的な要素です。

 

地域の将来性も確認

 

一方で、過度に高齢化が進んでいる地域もあります。

 

自治体の人口推計データなどを確認し、

 

5年後、10年後の地域の姿も想像しておくとよいでしょう。

 

学校の統廃合計画などもチェックポイントの一つです。

 

まとめ:築年数は住まいの価値を測る唯一の物差しではありません

 

いかがでしたでしょうか?

 

築20年超えの中古住宅を検討される際のチェックポイントをご紹介してきました。

 

大切なのは、「築年数」という数字だけで判断せず、

 

住まいの本質的な価値を見極める目を持つことです。

 

実際、当店がサポートした多くのお客様が、

 

築年数を経た住宅で素敵な暮らしを始められています。

 

築20年以上の住宅には、以下のような大きな魅力があります

 

予算内でより良い立地を選べる可能性

 

新築では得られない空間のゆとりと味わい

 

成熟した街並みと安定したコミュニティ

 

自分らしくリノベーションできる自由度

 

長く大切にされてきた住まいの物語と価値

 

もちろん、経年による劣化や設備の古さといった課題もありますが、

 

適切な目で見極め、必要なリフォームを計画することで、

 

新築以上の満足度を得られることも少なくありません。

 

「どんな暮らしがしたいか」をイメージし、

 

住まいの「骨格」と「履歴」をしっかり確認すれば、

 

築年数を重ねた住まいこそ、

 

あなただけの理想の住空間になる可能性を秘めています。

 

当店では、中古住宅のポテンシャルを最大限に引き出すお手伝いを心がけております。

 

物件探しからリフォームのアドバイスまで、

 

トータルにサポートいたしますので、

 

気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。

 

次回は「初めての不動産投資、成功する人と失敗する人の決定的な違い」

 

についてお伝えします。

 

お楽しみに!

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