失敗しない不動産購入の7つのステップ

2025年04月25日

経験者が教える!

失敗しない不動産購入の7つのステップ

後悔しない物件選びのコツ

 

不動産購入は人生で最も大きな買い物の一つです。

 

憧れのマイホームを手に入れる喜びがある一方で、

 

「こんなはずじゃなかった…」と後悔するケースも少なくありません。

 

私がこれまでサポートしてきた数百件の取引から、

 

成功例と失敗例を分析し、

 

失敗しない不動産購入の7つのステップをご紹介します。

 

これから不動産購入を検討されている方は、

 

ぜひこのステップに沿って進めることで、

 

将来の後悔を防ぎ、満足度の高い不動産購入を実現してください。

 

目次

 

ステップ1:理想の住まいを明確にする

 

ステップ2:予算計画を立てる

 

ステップ3:エリア選びを慎重に行う

 

ステップ4:物件情報の収集と比較

 

ステップ5:物件の実態調査を徹底する

 

ステップ6:資金計画を専門家に相談する

 

ステップ7:購入後のライフプランを考慮する

 

まとめ:失敗しない物件選びは計画的に

 

ステップ1:理想の住まいを明確にする

 

不動産購入で最初に行うべきは、

 

自分(や家族)にとっての理想の住まいを明確にすることです。

 

ただ「広い家がいい」「駅から近い物件がいい」

 

といった漠然とした希望ではなく、

 

具体的な優先順位を決めておくことが重要です。

 

失敗事例:優先順位が不明確だったA様のケース

 

駅から徒歩3分の好立地マンションを購入したA様。

 

通勤には便利になったものの、

 

共働きで保育園への送迎が必要だったにもかかわらず、

 

周辺に空きのある保育園がなく、結局1年後に引っ越すことに。

 

「立地」よりも「子育て環境」を優先すべきだったと後悔されました。

 

成功のポイント:優先順位リストを作成

 

作成すべき3つのリスト

 

絶対に譲れない条件(3つまで)

 

例:「通勤時間は片道40分以内」「子供部屋は2部屋必要」「南向きのリビング」

 

あれば嬉しい条件

 

(5つ程度) 例:「駐車場あり」「ウォークインクローゼット」「食洗機完備」

 

許容できない条件

 

(制限なし) 例:「1階角部屋は避けたい」「接道が狭い物件はNG」「北側斜面はNG」

このリストを家族で共有し、しっかり優先順位を確認しておくことで、物件選びの迷いが減ります。

 

ステップ2:予算計画を立てる

 

予算設定は不動産購入の成否を決める重要な要素です。

 

特に注意すべきは、物件価格だけでなく、

 

諸費用や将来の修繕費まで含めた総合的な資金計画を立てることです。

 

失敗事例:予算オーバーで苦しくなったB様のケース

 

年収800万円のB様ご夫妻は、頭金なしで5,000万円のマンションを購入。

 

当初の返済計画では問題ないと考えていましたが、

 

子どもの教育費や将来のリフォーム費用を考慮しておらず、

 

10年後には家計が圧迫。結局、希望より安い価格で売却せざるを得なくなりました。

 

成功のポイント:将来を見据えた予算設定

 

予算に含めるべき3つの要素

 

本体価格+諸費用 物件価格の他に、

 

仲介手数料、登記費用、不動産取得税など、

 

物件価格の約5〜10%の諸費用がかかります。

 

月々の支出増 ローン返済だけでなく、

 

固定資産税、管理費、修繕積立金、保険料なども考慮しましょう。

 

将来発生する費用 子どもの教育費、定期的なメンテナンス費用、

 

マイカー維持費、老後資金なども計画に入れておくことが大切です。

 

予算の目安:年収の5倍程度(頭金を除く)が一般的な目安ですが、

 

家族構成やライフスタイルによって異なります。

 

無理のない返済計画を立てることが最も重要です。

 

ステップ3:エリア選びを慎重に行う

 

物件を選ぶ前に、まずはエリアを選ぶことが大切です。

 

理想のエリアを決める際には、

 

現在の生活スタイルだけでなく、

 

5年後、10年後の生活も想像して検討しましょう。

 

失敗事例:将来の変化を考慮しなかったC様のケース

 

独身時代に駅前の便利な立地に中古マンションを購入したC様。

 

その後結婚して子どもが生まれると、近くに公園がない、

 

子育て施設が少ないといった不便を感じるように。

 

「今」だけでなく「将来」の生活スタイルも考慮すべきだったと話されています。

 

成功のポイント:エリア選びの鉄則

 

エリア選びで確認すべき5つのポイント

 

通勤・通学のしやすさ 単なる距離だけでなく、

 

混雑状況や乗り換え回数も考慮しましょう。

 

生活利便施設の充実度 スーパー、病院、銀行、公園などの

 

日常的に利用する施設の有無をチェック。

 

治安と環境

 

犯罪発生率や騒音源(幹線道路、線路、工場など)の確認も重要です。

 

将来の開発計画

 

行政や不動産会社で、エリアの将来計画を確認することで、

資産価値の変化を予測できます。

 

災害リスク

 

ハザードマップで水害や地震のリスクを確認。

地形や地盤の状態も重要なチェックポイントです。

 

実践ポイント

候補エリアには平日・休日の異なる時間帯に足を運び、

実際の生活感を体感することをおすすめします。

 

ステップ4:物件情報の収集と比較

 

複数の物件を比較検討することは、良い物件を見極めるために欠かせません。

 

最低でも3〜5件は実際に見学し、比較材料を増やしましょう。

 

失敗事例:比較検討せずに決めてしまったD様のケース

 

一目惚れした戸建てを見学し、その日のうちに購入を決めたD様。

 

後になって、同じエリアでより条件の良い物件があったことを知り後悔。

 

「もう少し時間をかけて比較すべきだった」と振り返っています。

 

成功のポイント:効率的な情報収集法

 

物件情報収集の3つのコツ

 

複数の情報源を活用する 不動産ポータルサイト、

 

複数の不動産会社、チラシ、現地看板など、様々な情報源から物件を探しましょう。

 

物件情報シートを作成する 面積、価格、間取り、築年数、設備などの基本情報に加え、

 

周辺環境や交通アクセスなどを一覧表にまとめると比較しやすくなります。

 

実際に見学する 写真やバーチャルツアーだけでは分からない、

 

実際の日当たりや騒音、匂いなどは現地でしか確認できません。

 

実践ポイント:気に入った物件でも、すぐに決断せず、

 

一度持ち帰って冷静に検討することが大切です。

 

ステップ5:物件の実態調査を徹底する

 

特に中古物件では、表面的な情報だけでなく、

 

物件の実態を徹底的に調査することが重要です。

 

目に見えない部分こそ、将来のトラブルや追加コストにつながる可能性があります。

 

失敗事例:調査不足で追加コストがかかったE様のケース

 

築20年の中古マンションを購入したE様。

 

見た目は綺麗にリフォームされていましたが、

 

購入後に配管の老朽化が発覚し、大規模な修繕工事が必要に。

 

「見えない部分の調査も重要だった」と後悔されています。

 

成功のポイント:プロの目も活用した調査

 

中古物件調査の5つのチェックポイント

 

建物の構造と劣化状況

基礎、柱、壁などの主要構造部に問題がないか確認。

 

設備の状態

給排水管、電気設備、空調設備などの機能と経年劣化の状態をチェック。

 

雨漏りや水漏れの形跡

天井や壁のシミ、ふくれ、カビなどは水漏れの兆候かもしれません。

 

マンションの場合の管理状況

修繕積立金の残高、大規模修繕の履歴と計画、管理組合の活動状況などを確認。

 

法的リスク

境界確定の状況、建築基準法の適合性、接道状況などの法的要件を確認。

 

実践ポイント

専門家(ホームインスペクター)による建物診断を依頼すれば、

素人では気づかない問題点も発見できます。

 

ステップ6:資金計画を専門家に相談する

 

住宅ローンの選択は、長期にわたって家計に影響を与える重要な決断です。

 

複数の金融機関を比較し、専門家のアドバイスを得ることが望ましいでしょう。

 

失敗事例:ローン選びで損をしたF様のケース

 

変動金利の安さだけに注目し、住宅ローンを組んだF様。

 

その後の金利上昇で返済額が増加。

 

団体信用生命保険の保障内容の違いも理解せず選んでしまい、

 

後に病気になった際に保障の範囲外で苦労されました。

 

成功のポイント:賢いローン選びのコツ

 

住宅ローン選びの4つのポイント

 

金利タイプの選択

変動金利、固定金利、固定期間選択型など、

自分のリスク許容度に合わせて選ぶことが重要です。

 

返済期間の設定

長期間にすると月々の返済額は少なくなりますが、総支払額は増えます。

将来のライフイベントも考慮して設定しましょう。

 

団体信用生命保険の内容

通常の死亡保障だけでなく、三大疾病や八大疾病特約など、

保障範囲の違いをよく確認しましょう。

 

繰り上げ返済のしやすさ

将来的に繰り上げ返済ができるよう、手数料や手続きの簡便さも比較ポイントです。

 

実践ポイント

1つの銀行だけでなく、複数の金融機関やフラット35なども含めて比較し、

ファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談することをおすすめします。

 

ステップ7:購入後のライフプランを考慮する

 

不動産購入は「買って終わり」ではなく、そこからが本当のスタートです。

 

購入後の生活や将来の変化にも目を向けた計画が必要です。

 

失敗事例:将来の変化に対応できなかったG様のケース

 

子育て世代に適した郊外の戸建てを購入したG様家族。

 

子どもが独立した後、広すぎる家と庭の管理が負担になり、

 

さらに都心の病院に通院する必要が生じた際に不便を感じるように。

 

「老後の住まい方」まで視野に入れた選択が必要だったと話されています。

 

成功のポイント:ライフステージの変化を予測する

 

ライフプラン考慮の3つのアプローチ

 

家族構成の変化を予測

子どもの独立、親との同居の可能性など、

家族構成の変化を見据えた間取りや立地を選びましょう。

 

住み替え計画も視野に

「終の棲家」を目指すのか、いずれ住み替える可能性があるのか。

後者なら、将来の売却や賃貸のしやすさも考慮する必要があります。

 

メンテナンスコストを計算

長期的に見た修繕費やリフォーム費用も計画に入れておくことが大切です。

 

実践ポイント

10年後、20年後の自分たちの生活を具体的にイメージし、

その時の住まいのニーズを考えてみましょう。

 

まとめ

失敗しない物件選びは計画的に

不動産購入は人生で何度も経験するものではありません。

だからこそ、しっかりと計画を立て、慎重に選ぶことが大切です。

 

今回ご紹介した7つのステップをおさらいしましょう

 

理想の住まいを明確にする - 優先順位リストの作成

 

予算計画を立てる - 諸費用や将来のコストまで考慮

 

エリア選びを慎重に行う - 将来の生活スタイルも想像

 

物件情報の収集と比較 - 最低でも3〜5件は見学

 

物件の実態調査を徹底する - 見えない部分のチェックも

 

資金計画を専門家に相談する - 複数の選択肢を比較

 

購入後のライフプランを考慮する - 長期視点での選択を

 

私たちオーマイホームでは、お客様の住まい探しを物件紹介だけでなく、

これらのステップすべてにおいてサポートしています。

 

不動産購入をご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。

 

お客様の理想の住まい選びをお手伝いいたします。

 

次回は

【2025年最新】マンション購入前に必ずチェックすべき10のポイントについてお伝えします。

 

お楽しみに!

 

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